妊婦になって、変わったことはたくさんありますが、その中の一つに周りの反応があります。
妊婦である私に、今までと変わらず接する人、気遣ってくれる人、不快感を表す人、無関心な人、対応は本当に様々でした。
ここでは、妊婦であるが故に困ったこと、危険な目にあったことなど、不快なエピソードについて紹介します。
ネットでよく目にしたけど、本当にあるんだね。
自分(と赤ちゃん)の身は自分で守らなきゃね!!
【他人編】わざとぶつかったり、突き飛ばしてくる人
妊婦さんの中には、嫌がらせを受けるのが怖くて、マタニティマークを付けない方が一定数います。
私自身にはそういう考えがなく、妊娠がわかってからはずっとマタニティマークをつけていました。
ある日、通勤途中に駅で危ない目にあったことがありました。
もうマタニティマークを付けなくてもお腹が出ているのがわかる時期だったとは思いますが、明らかに私の方に向かって、真っ正面からぶつかって来た人がいたのです。
同年代の女性でした。
ぶつかられてよろめいたのですが、更に「邪魔だよ!どけよ!」と怒鳴って来たのです。
唖然としていると、もう一度肩に大袈裟にぶつかって通り過ぎていきました。
近くにいたおばさまが驚いて「大丈夫ですか!?」と声をかけてくるくらいだったので、かなり目立っていたし、わざととしか思えませんでした。
この女性以外にも、電車の乗り降りに時間がかかって突き飛ばされたり、電車を降りようとしているのに、強引に乗ってきて押し戻されたり、似たようなことが何度かありました。
妊娠中は走ることが出来ないし、お腹が大きいと歩くのもゆっくりになります。
そういう事情がわからないのか、ただ自分のことしか考えていないのか、妊婦を見るだけでイライラするのか知りませんが、一定数こういう方々がいるのは本当に怖いし、残念に思います。
【同僚編】お腹を触ろうとする人
結果として、何人かの方にお腹を触らせる機会がありました。
もちろん事前に声かけがあり、仲のよい女性の同僚であれば、全く不快には思いません。
問題は男性社員です。特に上司。
同世代の男性同僚ならば、嫌なら適当に交わすことも出来ますが、相手が上司だと断り方も難しいです。
お腹の中に子供がいるとは言え、正直女体の腹に触るのはセクハラなのでは?と思います。
こういうことをしてくる人は大抵上の世代なんですよね。
若い男性社員はセクハラに敏感ですから。
【友人編】遊べない相手はいらない人
私の世代(30代後半)では、未婚で子なしの人が結構たくさんいます。
実際今まで私が頻繁に会う対象は、子供のいない未婚・既婚者が大半でした。
妊娠したら遊びに行くのも体調次第だし、子供が産まれたら、当面は遊びに行くことも出来ないし、子供理由で急なキャンセルだってあり得ます。
今までと同じ付き合い方は出来ないのは当然ですが、本当に仲のよい友達ならば、お互い歩み寄って関係を続けていきますよね。
こういう人生の転機は、友達を見定めるいい機会だと思います。
中には友達を遊びの駒としか考えず、「子供が出来たらもう不要」、「付き合いを続けたかったらそっちが努力して合わせて」というような人もいました。
それが本心の人もいれば、実は子供がほしく妬ましくてそういう態度をとっている人もいるのかもしれませんが、こういう方々とは距離をとらざるを得ません。
【番外編】嫌がらせではないけれど…
性別マウントや男児贔屓
同世代間でよく聞いたのが、女の子マウント。
子供が男の子だけの場合、女の子ママにマウンティングされることが多いのだそう。
「男の子なんて絶対無理!うちは女の子でよかった~」
羨ましいでしょ?と言わんばかりに、ディスってくる女の子ママ。
一般的に女の子の方が育てやすく、友達親子みたいに仲良くなれるってイメージがあるのでしょうかね。
一方、親世代は未だ男児の跡継ぎにこだわるが故、女児だった場合にあからさまに落胆するケースもあります。
今の時代、男児が必ず家業を継ぐわけでもなければ、名字を継ぐとも限らないのに、正直理解できない発想です。
どちらの反応も腹立ちますが、若い世代と親世代で男女評価が真逆ってちょっと面白いですよね。
妊娠は病気じゃない
男性や子なし女性に多いですが、妊娠は病気じゃないの意味をはき違えている人が時々います。
病気じゃないのに身体の自由がきかない状態は異常事態であり、今までと同じように過ごせる、配慮は不要という意味ではないのです。
いつものように出来ないのは体調が悪いからであって、やる気がない訳でも、怠けている訳でもないのです。
特に妊娠初期は見た目が変わらない分、具合悪そうに見えないのに…と誤解されがちです。
マタニティマークを付けていても、優先席でゲームをして席を譲らない人、ちらっと見て寝たふりする人、通勤でお疲れなのはわかりますが、健康体ならば、必要とされている方に席を譲ってほしいです。
自分の身は自分で守る!ストレスをためない生活を
妊娠中は精神的に不安定になることも多く、色んなストレスを受けやすくなります。
私自身、上記のような不快な出来事に対して、普段なら適当に受け流したり、言い返したりするのに、猛烈に悲しくなって泣いてしまうこともありました。
突き飛ばしのような危険行動に関しては、可能な限り逃げる、助けを呼ぶなどして、自分の身を守る必要があります。
自分にストレスをかけてくる人からは極力距離を置き、穏やかに過ごせるようにしましょう。
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